こんにちは、risachicaです。
最近急に寒くなりましたね!最高気温は13度だったりしますが、日中も6-8度とか…?
英会話レッスンの先生が、Philippinesでは26度でクーラーつけてるよ!
と半袖で話してました…(寒)
最近、また忙しくて時間が取れず、なかなかブログを書けず時間が経ってしまいましたが。。
今日はプロジェクトマネジメントについて書いていきたいと思います。
プロジェクトマネジメントとは
まず、プロジェクトとは?というところについて
AI (Search Lab )に聞いてみました。
プロジェクトとは、特定の目的を達成するために、複数の業務を組み合わせて計画的に行われる一連の活動です。
ロジェクトには、次のような特徴があります。
- 開始と終了が明確に定義されている
- 特定の期間内に達成すべき目標や成果物が設定されている
- 必要な人材や設備が計画されている
- 社内だけでなく他社と協力して取り組むことも多い
プロジェクトを成功させるには、次のようなポイントに注意しましょう。
- ゴールや目的を明確にする
- プロジェクトマネジメントを徹底する
- プロジェクトチームの連携を重要視する
- プロジェクトメンバー個人の意識を高める
- リスクの予防を行う
プロジェクトの進行には、プロジェクトマネージャーと呼ばれる人物が中心となって行われます。プロジェクトマネージャーは、プロジェクトの計画・立案やプロジェクトが計画に沿って進むように管理や調整する役割を担います。
なるほどですね、分かりやすくまとまっています。
プロジェクトというと、ITのプロダクト作成で使われるイメージが強いですが、
一般的なビジネスシーンでも必要な業務を遂行するためのプロジェクトチームが組まれる場面が増えており
職位をこえて業務に参画するようなことが多くなってきてると感じます。
プロジェクトマネジメントには知識も必要
プロジェクトを実施するプロジェクトマネージャーになったら、マネージャーとして業務を遂行していかないといけないですが、
我流で取り組み、実地でやってみて結局失敗するということになると
プロジェクトの成功も危ういですし
その後別の業務をやる際に、その失敗が記憶に残り信頼を失うリスクもあります。
確かに自分でやらないと分からない部分もありますが
その前に、基本や骨組み、注意ポイント、やってはいけない失敗例を押さえておくことで
リスクを減らすことができれば自分にとってもまわりにとってもbenefitがあります!
「プロジェクトマネジメントとは密林ジャングルに乗り込むようなこと」と言う人もいますが
できるのであれば、地図や経験者の助言を先に手に入れておくのが吉と思います。
おススメ書籍3選
プロジェクトリードとなり、いちからプロジェクトを運営していかないととなった時に
実際に私が読んでみて、
「これさえ読んでおけばまずはプロジェクトマネジメントの最低限の知識として大丈夫だ!」
と思った書籍3冊について、ご紹介したいと思います。
どれも自分の体感とてらしあわせて納得できた1冊です。
リーダーの仮面 -[いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法-
リーダーの仮面 ── 「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法
著者:安藤広大
価格:1500円(税込)
出版社:ダイヤモンド社
出版:2020年
リーダーの仮面 ── 「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法 | 安藤広大 |本 | 通販 | Amazon
67万部を超える大ベストセラー!!一躍有名になったのでご存知の方も多いと思います。
識学という会社を経営する著者が書かれた本で、
非常にビジネスライクで戦略的で、論理に基づき実行する、という感じです。
本人の経験則を基に展開しているからか、非常に読みやすいです。
このシリーズは新作が出ると本屋の店頭に並んでいるのをよく見かけますが、どれも読んでおもしろかったです!
プロジェクトマネジメントの基本が全部わかる本
プロジェクトマネジメントの基本が全部わかる本 交渉・タスクマネジメント・計画立案から見積り・契約・要件定義・設計・テスト・保守改善まで
著者:橋本将功
価格:1650円(税込)
出版社:ダイヤモンド社
出版:2022年
●目次概要
序章 プロジェクトマネジメントのスキルの全体像
第1章 プロジェクトとはなにか―基本的な知識と考え方をおさえよう
第2章 交渉―適切なパートナーシップを築こう
第3章 タスクマネジメント―チームでパスワークをしよう
第4章 プロジェクト計画―目標や進め方を決めよう
第5章 見積り―必要な費用とスケジュールを構想しよう
第6章 契約―不利な条件を回避しよう
第7章 要件定義―やるべきことを決めよう
第8章 デザイン―顧客が本当に必要だったものを目指そう
第9章 設計―専門家に渡すバトンをつくろう
第10章 テスト―事業リスクを最小限におさえよう
第11章 リリース―石橋を叩いて渡ろう
第12章 保守改善―事業の成功につなげよう
プロジェクトマネジメントの基本が全部わかる本 交渉・タスクマネジメント・計画立案から見積り・契約・要件定義・設計・テスト・保守改善まで | 橋本 将功 |本 | 通販 | Amazon
プロジェクトカテゴリで1位のベストセラーでした!
ベストセラーになるだけあって、著者の現場から得た学びが端的にまとまっており
納得感が読ある読後でした。
第7章くらいからは、IT-specific matterになってきますが
第6章くらいまでは、汎用的に広く必要とされるスキルだと思います。
本の紹介では、新規事業・DXを成功に導く普遍的なPMスキルを習得しようと謳っています。
DXについてはまた別に書かれた専門本を読むことが必要かと思いますが、
今後DX含めPJ単位の業務進行に必要となってくる、PMの能力がこれから比重が重くなっていくのだろうなと感じられます。
同じ著者が書かれた同シリーズの続編で、
「プロジェクトマネジメントの本物の実力がつく本 組織力・コミュニケーション能力・リーダーシップ・キャリア構築力を全部鍛える」というものもあります。
プロジェクトマネジメントの本物の実力がつく本 組織力・コミュニケーション能力・リーダーシップ・キャリア構築力を全部鍛える | 橋本 将功 |本 | 通販 | Amazon
こちらはもう少しピープルマネジメントに焦点をあてた、コミュニケーションの「コツ」のようなものが詳しく書かれていますが、やっぱりおススメできます!
プロジェクトマネジメントの基本がこれ1冊でしっかり身につく本
著者:前田和哉
価格:2200円(税込)
出版社:株式会社TRADECREATE イープロジェクト
出版:2022年
本書の目次
■第1章 プロジェクトマネジメントの基本
プロジェクトと定常業務
プロジェクトの要素
なぜプロジェクトマネジメントが必要か
制約条件と前提条件
制約条件に関して重視すべきこと
ステークホルダーの存在
組織体の環境要因
プロジェクトを進める組織の構造
そもそも組織とは何か
成果物の開発方法
リーダーシップとマネジメント
さまざまなリーダーシップの形
PMBOK第7版での12の原則
PRINCE2での7つの原則
アジャイルでの12の原則
ITILの従うべき7つの原則
プロジェクトの原則とマネジメントの注意点
Column 1 プログラムマネジメントとプロジェクトに関する資格試験
■第2章 プロジェクトの立ち上げ
プロジェクトの目的は誰が設定するのか
プロジェクトの目的・目標の設定
プロジェクトで得られる成果
プロジェクトの収益計算
目標の定期的な確認
ステークホルダーの特定
ステークホルダー分析のポイント
メンバーのアサイン
ステークホルダー登録簿の作成
キックオフ会議とプロジェクト立ち上げの注意点
Column 2 プロジェクトで中心的な役割を果たすには[正統的周辺参加]
■第3章 プロジェクトの計画立案
要求が変わりやすいプロジェクトへの対応
要求事項の引き出し方法
要求事項を引き出すファシリテーション技法
ファシリテーションにおいて注意すべきこと
WBSとガントチャート
バッファの管理
開発費の見積もり
成果物品質とプロジェクト品質
アジャイルでの計画:プロダクトバックログ
アジャイルでの計画:リリース計画とイテレーション計画
アジャイルでの計画:イテレーションで実施する項目
ウォーターフォール型プロジェクトの見積もり技法
アジャイル型プロジェクトの見積もり技法
プロジェクト計画立案のポイントと注意点
メンバーのやる気を高めるための計画とは
役割と責任の設定
チームのルール作りとチーム憲章
コミュニケーションの方法
バーバルとノンバーバル
ステークホルダーのエンゲージメント
コミュニケーションとエンゲージメントのポイントと注意点
リスクは事前に検討するべきか
リスクと課題の違い
リスクの特定
リスク特定のためのフレームワーク
リスクの分析と対応方法の検討
リスク管理表
コンフィギュレーションマネジメントと変更管理
Column 3 ダイバーシティに対応するためには[ホフステードモデル]
■第4章 プロジェクト実行・組織作り・コミュニケーション
チームをどう管理すべきか
リモートワークでの作業管理
メンバーの動機付け
動機付けに関する理論
チームビルディングとチームの成長
チームの連帯感強化
メンバーの育成方法と方法論
作業内容の客観視と改善
感情のマネジメント
チーム内の揉め事の解決
変革を望まない人への対応
フィードバックとアクティブリスニング
知識・ノウハウの共有
チームマネジメント・組織作り・コミュニケーションのポイント
Column 4 事業のきっかけを発見するスキル[オープンイノベーション]
■第5章 プロジェクトの監視・コントロール
遅延を少なくするにはどうすれば良いか
作業状況の定期的な確認
プロジェクト状況の数値化
課題に対処する手順
最良の対処法の選択・実施
変更が発生する原因の分析
会議の形骸化と会議進行のポイント
プロジェクトガバナンス
成果物のテストとプロダクト評価
ベンダーの作業状況とリスクの確認
プロジェクトの監視・コントロールで注意すべきこと
Column 5 経験から学ぶ[経験学習]
■第6章 プロジェクトの完了
漫然と実施される振り返り
終結時の振り返り・完了の定義
振り返りによる教訓の収集
教訓の収集において注意すること
プロジェクトマネジメントにおける心がけ
Column 6 再度プロジェクトを依頼したい
プロジェクトマネジメントの基本がこれ1冊でしっかり身につく本 | 株式会社TRADECREATE イープロジェクト 前田 和哉 |本 | 通販 | Amazon
こちらもITプロジェクトの実施を想定して書かれたもので、「アジャイル」や「ウォータープルーフ」等のIT用語も出てきますが、基本的にプロジェクトマネジメント全体に応用できる基本がつまってます。
Amazonの評価でも、「これ1冊でPMの基本は大丈夫!」というようなコメントが目立ちます。
1冊目に読むなら?と聞かれたら、こちらをおススメします。
私が思うプロジェクトマネジメントに必要な資質
ここからは、私がプロジェクトマネジメントで必要だと思う、現場の経験から得た事柄になります。
振り返ってみて、「プロジェクトマネジメントにはこれが必要だな」と思ったものについて
私の所感から挙げていきたいと思います。
洞察力
すべてに対して問われる能力で、一言では表しきれない広さと深さがここに含まれていると思います。
分かりやすく言えないですが、
どんな時も正解に近い最適解を出すことができる力、とでも言ったらいいでしょうか
「PMに必要なこと」という名目で箇条書きにした時にはパッと出てこないかもしれないですが
実際の体感ではトップレベルに必要なスキルだと思ってます。
状況を判断して今の問題点を見抜く力
解決策やそれを引っ張ってこれる情報源やネットワークを思いつく力
ボトルネックとなる解決すべき事項を見極める力
タスクの優先順位を判断する力
これらすべてが必要だと感じています。
当たり前のこと言ってますね、すみません…
でもこれができてない現場、結構多いと思います!
議論して問題共有しただけで満足して終わってしまったり、
たくさん意見を出してみたけど結局どれも改善に繋がるものではなかったり
判断が遅れて信頼感や安心感を損なったり
問題が見えていても後回しにして解決せずそのままにしておいたり
知識や情報の不足でどこから手をつけていいか分からず停滞したり
こういう状況は周りでよく見かける、自分でも思い当たる節がある、あるあるなのではないでしょうか?
手をつけてやった気になっていては、駄目だなと思います。
結果を出せるかどうか?
そこにfocusして判断し、必要なリソースを投入していかないといけないと思ってます。
周りを巻き込む力
この「周りを巻き込む力」を必要な能力としてわざわざあげるのは、
特にPVでは、仕事をしていく上で1人だけで完結する仕事はなく、多くの部署と人の協働によって業務が成り立っているからです。
特に薬事申請等イベント直後の対応になると、それぞれが多忙を極めており、
全体を見渡した調整力が非常に重要になってくると思います。
目標を宣言する、ひとりで抱え込まず問題共有する、疑問を投げかけてみる、進捗を確認する、意見を聞く、傾聴する、結果をフィードバックする、
そういった細かい努力が日々必要だなあと感じます。
類似項として、「自分でやらずに誰かに任せる」もあると思いますが、
自分がやれば勝手が分かることでも人にお願いすることができれば
将来的にはより大きな結果に繋げることができます。
コミュニケーション力
必要スキルとしてよく言われる、「コミュニケーション力」。
私が思う、よいコミュニケーションを生み出す力とは、
- 相手の状況を見て、大小強弱を加減すること
- 相手に伝える時に、受け取りやすい配慮のある言い方で伝えること
- 相手が今望んでいることを直球でかえすこと
でしょうか。
もちろん表情、口調、状況等non-verbalなcommunicationもありますが、行動の内容を考え羅列するとこのようになります。
こういうことを、日々の業務で忙しい中考えるのは労力がいりますが
「いつも状況をよく理解してくれる!」と思われるのと
「この人はこちらの状況を理解せずいつも勝手なことばかり言う」では
後に築ける信頼関係に雲泥の差が出ると思うので、常に気を付けるようにしています。
利己的でない、利他的な行動、大事です。
業務に関する専門的知識
ここでやっぱり専門的知識が必要だというのも何ですが
業務遂行能力とマネジメント能力は別ですが、実際を知らないで動かそうとしても実際の理解がないと現場はなかなか動かないので
業務遂行できない人がいいマネジメントをすることはやはり難しいと思います。
プレーヤーとして業務をひととおり習得し、その後にプロジェクトマネジメントをするというのが一般的なルートなので妥当だと思いますが
今の日本、特に小規模な組織ではプレイングマネージャーであることが大多数なので、
マネジメントをしながらもいつでも業務について答えられる状態がやはり必要かと思われます。
そして、私がこれまでで1番「これがコミュニケーションの向上に役立ったな」と感じたのは、
愛想のよさでも、頻繁な声かけでも、プライベートな立ち話でもなく、
業務で圧倒的に結果を出し、相手にその詳細を共有した時です。
この人は圧倒的知識と遂行力を持っている、この人の言うことを聞くことが自分の利益になる!
そう思ってもらえたなら、何を言ってもすぐに聞いてもらえると感じました。
人は自分にプラスになることがあるなら、それを見逃しません。
やはり人は本当の姿勢をちゃんと見てるし
人のためを思って利他的な姿勢でいることが信頼関係を構築して
ひいては、長期的に1番 プロジェクトパフォーマンスの向上につながると思ってます…!
なので(今までも相当勉強してきましたが)、いつになっても努力勉強しないといけないなと思って精進しています。
プロジェクトマネジメント能力やリーダーシップは市場価値が高い!
市場把握のため求人票を見ていると、
マネージャーポジションでなくてもPreferred の資質として、「リーダーシップ」が挙げられているものを多数見かけます。
リーダーシップやproactiveな姿勢については
あればあるだけいいと思っています!
PV業務では複数部署が複雑に関わる事項も多く、
折衝役としてPVがその場のリーダーシップをとってコーディネートしつつ進まないといけない場面が結構あるからです。
終身雇用が崩壊し、日本市場縮小に伴いグローバル規模で物事を考えなければならない今
待っているだけで何かが手に入ることはなく
自分で動いて、口に出して、行動する。
そういう人が組織の中で存在感をはなち、どこに行っても結果を出せると思います。
逆に言えば、これからは日本でなくグローバル市場で日本のみならず外国の方含めて闘っていかないといけないので
そうでないと生き残っていくのは難しいのかなと感じています…
おわりに
今回は、これまで複数プロジェクトをマネジメントしてきた経験を持つ私が
これまでの経験値から抽出した、プロジェクトマネジメントの成功確率を高める方法について書いてみました。
私もまだまだこれからさらにスキルを伸ばしていきたいと思いますが
少しでもどなたかの参考になればうれしいです!!
ではまた。
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