外資系で働く私が思うグローバルな活躍をする人材に必要なこと

スキルアップ

こんにちは、risachicaです。

私は外資製薬企業の創薬研究をしてましたが、今は外資系CROで薬剤のファーマコビジランス(安全性監視・PV)の仕事をしています。

現在私は外資系企業で働いており、私の同僚はUS、UK、カナダ、中国、韓国、フィリピンと多岐にわたっています。

実際、海外の人とコミュニケーションが業務全体の3-4割を占める中で

日常的に彼らとやりとりをしていくと日本のやり方はちょっと違うな、と感じることがあります。

これからさらにグローバル化が進み、その中で仕事をしていくことは製薬業界ではもはや必然という状況で

今日はこれからグローバルに働くために必要だと思うことを書いていきたいと思います。

外資系で働く私が思うグローバルな活躍をする人材に必要なこと

英語力

言わずもな、ですが…

やはり英語ですね。

ビジネスレベルで流暢に喋れる必要はないかもしれませんが、少なくともメールやチャットの文字でのコミュニケーションは必須になります。

グローバル企業だと、英語を喋れるかどうかで、会議に呼ばれるかどうかが決まったりします。(英語が喋れないと会議の流れがとまってしまうので当たり前ですが…)

今やオンラインで海外ともいつでも繋がれる環境となり、日本の仕事だからといって必ずしも日本にその機能を置かないでもいいので

実務は中国、インドなどに機能が移されたり、「リモート」となっていることもあり

英語を喋れるかどうかは、グローバル化が進む中、海外人材とあわせて競争していく上でも重要なスキルになります。

逆に日本では英語が流暢に話せる人は多くないので、英語でverbalにコミュニケーションがとれるとなるとそれだけで会議に呼ばれるので、チャンスがひろがることがあります!

英語ネイティブ、あるいは周りの環境で小さい頃から英語を喋ることが当たり前だった人(ハーフの人とか)のほうがディスカッションはよりスムーズですが

そうでないなら、もはや英語の勉強はこの先ずっとマストです…!

私は最初に入ったのが外資系だったので、最初こそめちゃくちゃ苦労しましたが

今はドキュメントはほぼ英語、英語会議も定期的に入る環境で不自由なく業務できています。

話すことに関しては、場数を踏んで日常的に使っていないと対応できず忘れたりするので

今も定期的にオンラインレッスンを続けています。

でもよりスムーズにコミュニケーションをとっていくには、やはりこれからも勉強を続けるしかないかなと思います。

言語は本当に重要なツールです!

ビジネス問題解決力

海外の人と話していると思いますが

海外拠点の人は、当たり前にビジネススキルがインストールされている人が多いです。

何かを始めようとする時、どのようなアプローチで進めるか?フレームワークが既に頭にはいっており

その中でどれを選択するかというレベルからディスカッションが始まります。

このへんのフレームワークは、日本の現場ではあまり使われていないと感じているのですが

もしかしから日本人は「カイゼン」は得意だけれど、

「問題解決」や「イノベーション」はあまり得意ではないというのもあるかもしれません。

あるいは、海外では学校の授業でビジネスが単位として取得できるところが多いため

基本の知識やビジネスに対する意識が違うという一面もあるかもしれません。

問題解決のフレームワークやビジネスでの標準的なアプローチは

現場の業務とは別に自分で学んでおいた方がいいと思います。

一応知識を頭に入れておくほうが、現場でいきなり実践になった時に理解しやすいということと

必要なビジネス知識を学んでおくことは共通言語を1つ増やすということになり

やはりコミュニケーションのスムーズさが違います。

私のお勧めはコンサルタント企業出身の方が書いている本、あるいはHarvard Business Reviewの本です。

これは私も赤字で強調したいくらい大好きな本です。

これはさすが!とうなるような最新のビジネスアプローチが書かれている論文を集めており、現在ビジネスのトップ層にいる人が考えてまとめた論文はやはりすごいです…

発想が一段上がれるような感覚になれます。

意見を言う

当たり前のことですが、日本の文化や経済成長で必要とされた人材等の背景を考えると、これがなかなか難しい時もあります。

海外ではディスカッションの文化が根付いているからかもしれませんが、

すぐに意見を聞かれます。

そこにいる以上は何か有益な意見を言わないといけないですが

そこで的確なことを言えないと、次第に存在が無視されていきます。

逆に言えば、その場を救うような知識や情報をバシッと言えると

次からどんどん聞かれます。

話をふってくれるうちにポジションをとり意見を言い、

「私はこのような知識があってこの領域のエキスパートですよ!」

と認めてもらうことが必要になってきます。

日本でもそうですが、言い切る力強さは頼もしく思えて

「この人は本当に豊富な知識があるからこのように言い切るのだ」、と思わせるくらいの強さですぐに応えてくれる人に聞きたくなりますよね。

海外ではそれがもっと強いと思います。

それから、反応が早いです。

即レスです。

日本でも、メール返信の速度は仕事ができる指標のひとつにあげられますが

たとえ1行の返信でも、早く返ってくることが多いです。(その分、熟考してないのでは?と思う内容もありますが…)


ビジネスのスピードの問題かもしれませんが

やはり日本はいろいろ遅いな…と感じざるを得ません。

グローバルに働くという時は、ここは常に意識していく必要がある部分だと思います。

まとめ

今回は、私が今まで感じたグローバルで働くうえで必要なことをまとめてみました。

コロナ禍以降ツールも充実し、オンラインでの業務が当たり前になってきたせいかもしれませんが

内資も急速にグローバル化がどんどんすすんでおり、求められるものも増え

その中で働くには、これまでとはマインドセットを変えていく必要がありますね。

現実に転職で求められる募集要件も、ここ1,2年で急速に上がってきているなぁと感じます。

逆にここで今の変革に適応していけると

こんなにおもしろい時代もないな!と思うので

是非波にのっていきましょう!

ではでは。

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